ジムニーJB64の前後デフオイル交換|オイル量・締付トルクと交換後の感想

ジムニーとデフオイル

愛車のジムニー(JB64)の走行距離が20,000kmになったので、前後のデフオイルを交換しました。

このジムニーにはできるだけ長く乗りたいと思っているので、初回は少し早めの交換です。

そして今回は、オイル交換に合わせて丸山モリブデンの「ベースパワーGX」も添加してみることにしました。

決して安い添加剤ではありませんが、デフオイルは頻繁に交換するものでもありません。長く使うことを考えれば、試してみてもいいかなと(笑)。

今回は、実際に使ったオイルや工具、前後デフオイルの交換手順、交換後に走って感じたことをまとめてみます。

目次

ジムニーJB64のデフオイル量と使用する工具

まずは、今回の作業で使うオイル量と締付トルクをまとめておきます。

項目容量・締付トルク
フロントデフのオイル量約1.6L
リアデフのオイル量約1.3L
フィラープラグ50N・m
ドレンプラグ55N・m

前後を合わせると約2.9Lなので、オイルは約3L必要です。

ただし、容量は目安。注入時は車両を水平にした状態で油面を確認します。添加剤を使う場合も、添加剤を含めた量で調整します。

今回使った工具や用品はこちらです。

  • 10mmのデフドレンプラグソケット
  • 17mmソケットとラチェットレンチ
  • トルクレンチ
  • 新品のフィラー・ドレンプラグ用ガスケット
  • オイル注入用のポンプ
  • 添加剤を入れる油さし
  • 廃油受け・廃油処理パック
  • パーツクリーナー・ウエス

ガスケットは、前後デフのフィラー側とドレン側、それぞれに合うものを用意しておきます。

今回使うのはTAKUMIの80W-90とベースパワーGX

丸山モリブテンとデフオイル

今回使用したのは、TAKUMIのギアオイル80W-90(GL-5)です。

ここは、僕のジムニーの仕様について少し補足しておきます。

JB64の標準デフの指定オイルは75W-85ですが、僕のジムニーはリアにオプションのヘリカルLSDを組み込んでいて、その指定オイルが80W-90となっています。

そのためリアには80W-90を使い、今回はフロントにも同じオイルを使用しました。

ただし、フロントへの80W-90使用は純正指定と異なります。 この記事と同じ銘柄・粘度を選ぶのではなく、自分の車両や装着しているLSDの指定に合わせて選んでください。

そして、オイルと一緒に入れるのが丸山モリブデンのベースパワーGXです。

デフだけでなく、その後に予定していたミッション・トランスファーのオイル交換でも使いたかったので、今回は500mL入りを購入しました。

リアデフのオイルを交換する

先にフィラープラグを外す

ドレンレンチ

まずはリアデフから交換します。

フィラープラグを外すのに使うのは、10mmのデフドレンプラグソケットです。

昔は手持ちの工具で代用していましたが、やはり専用の工具があると作業しやすいですね。

今回使ったのはアストロプロダクツのものです。

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デフとラチェットレンチ

最初に外すのは、オイルを入れる側のフィラープラグです。

先に下側のドレンプラグを外してオイルを抜いてしまい、その後でフィラープラグが固着して外れないことに気づくと、新しいオイルを入れられなくなってしまいます。

そのため、まずはオイルを入れられることを確認してから抜くようにしています。

外れたボルトと左手

無事にフィラープラグが外れたので、続いて古いオイルを抜いていきます。

ドレンプラグを外してオイルを抜く

デフのドレンボルトを外してる

デフの下側にあるドレンプラグは、17mmのソケットで外します。

このプラグは頭が薄めなので、工具の掛かりが浅くならないように注意しました。

ソケットをしっかり奥まで差し込み、慎重に緩めていきます。

デフオイルと左手

プラグが外れるとオイルが流れ出てくるので、先に廃油受けを置いておきます。

久しぶりのデフオイル交換でしたが、この独特の臭いを嗅ぐと「そうそう、この臭いだったな……」となりますね(笑)。

写真では素手で作業していますが、ニトリル手袋をしておいた方が汚れや臭いが手に付きにくく、後片付けも楽です。

プラグを洗浄してガスケットを交換する

外したデフ玉のボルト

オイルを抜いている間に、外したプラグをきれいにしておきます。

古いガスケットを外し、パーツクリーナーで汚れを落としました。

僕のジムニーでは、この部分に液体ガスケットは使われておらず、ガスケットでシールされていました。

新品のワッシャー類

洗浄が終わったら、新品のガスケットを用意します。

高価な部品でもないので、僕はオイル交換のときに一緒に交換しています。

マグネットのないドレンボルト

ドレンプラグを触ってみましたが、昔乗っていた車のものと違い、ほとんど磁力を感じませんでした。

このあたりも汚れを落としてから取り付けます。

ドレンプラグを取り付ける

デフにドレンを付けた

オイルが抜けたら、新しいガスケットを付けたドレンプラグを取り付けます。

ドレンプラグの締付トルクは55N・m。

最後はトルクレンチを使って締め付けました。

ベースパワーGXと新しいオイルを入れる

ベースパワーDXをデフに


今回は、デフオイル量に対して約10%のベースパワーGXを添加しました。

添加量は使用する製品の説明に従ってください。

実は昔、この油さしにホースを付けて、デフオイルやミッションオイルまで入れていたことがあります。

入らないことはないんですが、とにかく時間がかかるんですよね……。

そこで今回は、灯油ポンプを使ってオイルを入れてみることにしました。

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デフオイルを醤油ちゅるちゅるで入れる

これが、今までの油さしよりもずっと楽でした。

「なんでもっと早く使わなかったんだろう」と思ったくらいです(笑)。

ただし、灯油ポンプなら何でもギアオイルに使えるわけではありません。これから用意する場合は、ギアオイルに対応した注入ポンプを選ぶと安心です。

デフオイルをあふれ出るまで入れた状態

リアデフのオイル量は約1.3Lです。

車両を水平にした状態で注入し、フィラー穴の下端まで油面が来ていることを確認します。

今回使ったポンプはホースが少し太く、オイルがあふれ始めるところが見えにくかったので、途中でホースをずらしながら確認しました。

フィラープラグを締めて周辺を清掃する

注入が終わったら、新しいガスケットを付けたフィラープラグを取り付けます。

フィラープラグの締付トルクは50N・m。

最後に、プラグ周辺に付いたオイルをパーツクリーナーで落としておきました。

周りをきれいにしておけば、後からオイルが漏れていないか確認しやすくなります。

これでリアデフのオイル交換は完了です。

フロントデフのオイルを交換する

トルクレンチで閉めたデフのボルト

続いて、フロントデフのオイルを交換します。

基本的な作業の流れはリアと同じです。

① フィラープラグを先に緩める
② ドレンプラグを外して古いオイルを抜く
③ プラグを清掃し、ガスケットを交換する
④ ドレンプラグを取り付ける
⑤ 新しいオイルを入れて油面を確認する
⑥ フィラープラグを取り付け、周辺を清掃する

リアデフにベースパワーGXを注入しているところ

フロントにもベースパワーGXを入れました。

フロントデフのオイル量は約1.6Lと、リアより少し多くなります。

デフオイルを注入

こちらもポンプでオイルを入れ、フィラー穴で油面を確認しました。

最後にフィラープラグを締め付け、周辺のオイル汚れを落として作業完了です。

リアから続けて作業したこともあり、フロントは迷わず進められました。

交換後は、走行してからプラグ周辺にオイル漏れがないか確認しておくと安心です。

抜いたデフオイルを片付ける

抜いたオイルは廃油処理パックに吸わせました。

デフオイルは臭いが強いので、処理パックの口はしっかり閉じておきます。

処分するときは、住んでいる地域の分別方法に従ってください。

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残りの丸山モリブテンと左手

ベースパワーGXはまだ残っているので、この後のミッションオイルとトランスファーオイルの交換にも使うことにしました。

デフオイル交換とベースパワーGX添加後に100km走ってみた

前後のデフオイルを交換し、ベースパワーGXを添加してから約100km走ってみました。

正直なところ、劇的に変わったというほどではありません。

ただ、なんとなく駆動抵抗が減ったような、少し軽く走るような感覚はあります。

「少し良くなった気がする」というのが、この時点での正直な感想です。

新しいデフオイルに交換した影響もあるでしょうし、添加剤を入れたことで期待している部分もあると思います(笑)。

オイル交換と添加剤の投入を同時に行っているので、ベースパワーGXだけの効果とは判断できません。

それでも、気になっていたデフオイルを交換できたので、ひとまずすっきりしました。

追記:500km以上走行した後の感想

その後、500km以上走ってみると、僕の感覚では以前より加速がスムーズになったように感じました。

あくまでも体感ですが、印象が良かったので、ミッションとトランスファーのオイル交換でもベースパワーGXを使っています。

そちらでは、以前から気になっていた1速の入りに変化がありました。

交換の様子と走行後の感想は、こちらの記事にまとめています。

ジムニーJB64のミッション・トランスファーオイル交換|丸山モリブデンも添加

前後デフオイルを自分で交換してみて

今回は、走行距離20,000kmでジムニーの前後デフオイルを交換しました。

作業をしていて一番「使って良かった」と感じたのは、オイルを入れるポンプだったかもしれません。

今まで油さしで地道に入れていたのは何だったんだろうと思うくらい、注入が楽になりました(笑)。

ベースパワーGXについては、はっきり効果を断定できるほどではありませんが、交換後の走りには満足しています。

このジムニーには長く乗りたいので、これからも自分でできるところは手を入れながら、大事に乗っていこうと思います。

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